ある年のクリスマス
年の瀬の賑わいは、どんどん変化しています。最近では、年末、年始もスーパーが開
いているので、買いだめしたり、お節料理を沢山作ったりの必要もないようです。
この時期の都会のイルミネーションは、華やかさを増しています。日本も、どんどん
無国籍化していくようです。
以前、このシーズンのシンガポールのイルミネーションに魅了された母親は、また、
どこかへ見に行きたいと言います。去年は、昭和記念公園のものを見に行きました。
人里離れた静かな林のイルミネーションは、現実離れした幽玄な雰囲気。中央に流れる
水路の奥にライティングされた大きな噴水。こちら側にはピラミッド状に積まれたワイ
ングラス。頂点からは、まるで芳醇なワインがこぼれるかのように光の色を煌めかせた
水が滴り落ちていきます。この構成は、インドのタージマハールを想い起こさせました。
この公園は、今年も新年まで、飾っているのでしょうか。
今日は、疲れ切っていて、とても連れて行ってあげられませんでしたが正月冬休み中
に行かれればと思います。職場で隣の席の方が、今年身内を亡くされたこともあって、
「お母さんが、行きたいと言っているうちに、連れて行ってあげなさい。」と言います。
とても、お年寄りを大事になさる方なのです。