- 日時: 2010/08/23 00:53
- 名前: o6asan
- NO.3 USB BOOT FD(LINLD)の作成。
1スピンドル機でもいまどきのPCなら,USBフラッシュディスクから起動できると思うのですが, Puppyを入れようなんて思っている昔の機種は,まず,無理。 というわけで,以下の2つを落としてきて,解凍します。 http://www.chrysocome.net/downloads/rawwritewin-0.7.zip ----> rawwritewin.exeだけが必要。 http://www.murga-linux.com/puppy/viewtopic.php?mode=attach&id=5707 (wakepup2.img.tar.gz) ----> wakepup2.img
解凍したrawwritewin.exeをダブルクリックして,空のフロッピィディスクにwakepup2.imgを焼きます。 rawwritewin.exeをダブルクリックすると下のようなダイアログボックスが出ます。赤丸のところにwakepup2.imgを指定してください。
できたフロッピィには,いろいろ入っていますが,まず,/driver/usbに入っているusbaspi.sysをフォルダから出して, 以下のファイルと同じディレクトリに移動。その後, autoexec.bat config.sys KERNEL.SYS command.com LINLD.COM emm386.exe himem.exe usbaspi.sys 以外のすべてを削除。
RAMFD.SYS, Di1000dd.SYSがネット上のどこかに転がっていると思うので,探してきてFDにコピー。 この2つにだけリンクがないのは,この2つの使用は,確かちょっとグレーゾーンに属するんですよね。 その辺を理解のうえ,対処してください。
autoexec.bat をメモ帳で開けて,中を以下に書き換え。 LINLD.COM image=c:\vmlinuz initrd=c:\initrd.gz cl=pfix=ram
config.sys をメモ帳で開けて,中を以下に書き換え。 switches=/e stacks=0,0 lastdrive=Z
files=20 buffers=30 break=off
device=RAMFD.SYS device=USBASPI.SYS /W /V device=Di1000dd.SYS
SHELL=COMMAND.COM /E:1024 /F /MSG /P=AUTOEXEC.BAT
これで,USB BOOT FD(LINLD)ができました。
Re: 1スピンドル機にPuppyLinuxをインストールする。 ( No.3 ) |
- 日時: 2010/08/24 00:04
- 名前: o6asan
- みなさん,こんばんは。
長くて,文字数オーバーになってしまったので,「その1」「その2」に分けましたが, 途中でやめられませんので,注意してください。
NO.4 本体へのPuppyのインストール―その1。
NO.3で作ったFDで1スピンドル機を起ち上げます。 真ん中より少し下目に以下の2行があるか,確認してください。ない場合は,FDの読み込みがうまくいっていないので, やり直してください。 Data copy completion. Device Driver installed.
FDドライブを抜いて,NO.2で作ったフラッシュに差し替えたのち,[ENTER],まだ,マウスは使えないと思いますので,キーを押します。
順調にインストールされて,Select the keyboard layout:の画面が表示されます。 ほとんどの皆さんは,日本語標準のキーボードでしょうから,このまま,[ENTER]を押してください。
<Xorg>を選んで,[ENTER] 一番下まで,移動して,Z を選択して,<OK>[ENTER] <OK>[ENTER] <OK>[ENTER] フォーカスを<TEST>に移動して,[ENTER] <TEST_X_NOW>[ENTER] XorgVideoWizardのテスト結果が表示されます。結果が読めるなら,[ENTER] 読めない場合はそのまま待って,テストをやり直すか,Xorg.confをじかに編集しなけれはいけませんが,多分,必要ないと思います。 <FINISHED>[ENTER] <DONE>[ENTER]
もう,おなじみになったPuppyのデスクトップが表示されます。
左下にあるボタンをクリックすると,メニューが立ち上がります。「セットアップ」から「ユニバーサルインストーラ」を選んでください。 内蔵ハードディスク(IDEかSATA)を選んで,OKをクリックします。 インストール先の選択,sda xxxxxxx が表示されていたら,OKをクリック。xxxxxxx の部分にはHDDによってメーカ名などが入ります。
GPartedをクリック。パーティションを切ります。 Puppyをインストールするパーティションのファイルシステムはext2にしてください。 今回はブートローダ(Grub)をインストールするためのパーティションを別にしませんので,このパーティションは頭から取るようにしてください。 また,このパーティション名を覚えておいてください。私の場合は/dev/sda1でした。4GB取ってありますが, Puppy自身は200MB弱ですから,もっと小さくてもかまいません。
実装メモリーが,512MBより少ないときは,それを補う分Swapパーティションを作ってください。ファイルシステムはlinux-swapにします。 全てのパーティションの割り当てが終わったら,「適用」をクリックします。 確認が出ますので,再度適用をクリック。 終わったら,メッセージが出ますので,「閉じる」をクリック。 Puppyをインストールする予定のパーティションを右クリックして,「フラグの編集」をクリックし,bootをチェックして「閉じる」をクリック。 GPartedを終了します。
Re: 1スピンドル機にPuppyLinuxをインストールする。 ( No.4 ) |
- 日時: 2010/08/24 00:05
- 名前: o6asan
- NO.5 本体へのPuppyのインストール―その2。
再度,インストール先の選択,sda xxxxxxx が表示されますので,OKをクリック。 「パピーをsda1にインストール」の横のパピーボタンをクリック。 もう一度,OKをクリック。
インストール方法を聞かれますので,「FRUGAL」をクリック。 そのまま,OKをクリック。←Puppyが実際にインストールするフォルダの名前を付けるところなので,自分の名前などに代えてもいいです。
ブートシステムに関するメッセージが表示されます。OKをクリックする前に,/tmp/NEWGRUBTEXTを確認しましょう。 左上のアイコン(ファイル)をシングルクリックします。開いたウィンドウの左上の緑の↑をシングルクリック。 tmpフォルダのアイコンをシングルクリック。NEWGRUBTEXTをシングルクリック。 ======================================================================== timeout 3 title Puppy Linux 431 frugal rootnoverify (hd0,0) kernel /431/vmlinuz pmedia=atahd psubdir=431 initrd /431/initrd.gz <----最後の改行も忘れないように ======================================================================== 内容は確認できましたか。私の場合だと,上記のような内容です。ただ,1行目は,私が書き加えたもので, grubのタイムアウトまでの時間です。この場合は,3秒後に自動的にPuppyがスタートします。 tmpのウィンドウとNEWGRUBTEXTを右上の×をクリックして閉じてください。 OKをクリックします。
「オーケー、全て完了!」が出ますので,OKをクリックします。
実はFRUGALインストール場合,この先に難関があります。実はまだ,「オーケー、全て完了!」になっていないのです。 ブートローダをインストールしましょう。そうしないと,Puppyを起動できません。
左下にあるボタンをクリックすると,メニューが立ち上がります。「システム」から「ブートローダの設定」を選んでください。 simpleのままで,OKをクリック。 standardのままで,OKをクリック。 Puppyをインストールしたパーティション名(私の場合は,/dev/sda1)を記入して,OKをクリック。 一番下の「MBR Master Boot Recordにインストール(危険な場合あり)」を選択したのち,OKをクリック。 空白のままで,OKをクリック。
もう一息です。左下のほうにsda1とかsdb1とかのアイコンが並んでいると思いますが,Puppyをインストールしたパーティション名のアイコンを シングルクリック。私の場合はsda1です。 開いたウィンドウの中のbootをシングルクリック。 開いたウィンドウの中のgrubをシングルクリック。 menu.lstというファイルを右クリックして,「削除」。確認ダイアログが出るので,「はい」をクリック。
先ほどのNEWGRUBTEXTの場所を開いてください。今度は,ファイルを開くのではなく,grubフォルダへ移動してください。 ドラッグして,grubフォルダで放しますと,メニューが出ますので,移動を選択してください。tmpのウィンドウを閉じます。 grubフォルダ内のNEWGRUBTEXTを右クリックして,リネームしてください。 私の場合だと,/mnt/sda1/boot/grub/NEWGRUBTEXTとなっているものを,/mnt/sda1/boot/grub/menu.lstに書き換えます。 「リネーム」をクリック。grubのウィンドウを閉じます。
今使用したアイコン(私の場合はsda1)に緑の丸が付いていると思いますが,これはマウントされているというマークです。MS-Windowsしか 使ったことがないとなじみがないと思いますが,Linuxでは,マウントしないと,その中にあるものを見ることができません。また,終了する ときは必ずマウントを止めなければいけません。これをアンマウントといいます。sda1をアンマウントするために,アイコンを右クリックして, 上から3番目の「sda1をアンマウント」をクリック。緑の丸が消えたと思います。
メニューから,「シャットダウン」「コンピュータの電源を切る」を選んでください。 「保存する」をクリック。 OKをクリック。 sda1(各自自分の設定で)を選んで,OKをクリック。 「暗号化なし」のまま,OKをクリック。 標準のままでよいので,OKをクリック。 512MBのままで,OKをクリック。 OKをクリック。
再度,メニューから,「シャットダウン」「コンピュータの電源を切る」を選んでください。 少し時間がかかります。
終了しましたか。うまく電源が切れない場合は,System halted. が出たところで,電源ボタンを押して電源を落としてください。
USBフラッシュディスクを抜いてください。これでインストールは終わりです。 うまく行ったか,確認してみましょう。電源を入れてください。 GRUBの画面が表示されたら,[ENTER]を打ってください。何も打たなくとも,timeoutを設定しているので, 3秒後には勝手に起動しますが。
無事,起動したでしょうか?うまくいきましたか。
では,これで完了です。
|
|
|