Re: トミー リー ジョーンズ : Tommy Lee Jones ( No.11 ) |
- 日時: 2013/08/16 09:42
- 名前: りり
- >どの点が主に予想と違っていましたか?
マッカーサーが事の判断をボナー・フェラーズに丸投げ状態だったところです。
で、ボナー・フェラーズは、恋人アヤ叔父の大将さんの日本人論を聴いて、理解するという設定になっているのですが…
あんな風に、日本人論なんて、一筋縄なわけない!と、私は感じたわけで。
演じる西田敏行、渾身の英語スピーチは、日本人が語る日本人論では無く、アメリカ人が理解したと思い込んでいる日本人論な気がしました。
「少年H」は、私は原作の騒動を知らなかったのですが、「間違いだらけ本」が出たようですね。
>一言で表すなら多感な少年Hが経験する 戦争による価値観の変革
少年Hは、ずっと自分を貫いていると思うのですが、周りのご都合主義の変身ぶりが「情けない」と思う描写が良くできていると思いました。やはり主演はこの少年だと感じました。
「間違いだらけ本」は読んではいないのですが、ネットでチラッと見た範囲では、あの状況下で一介の仕立て屋家族が戦争に関して、ああした概念・感覚を持てるはずがない…みたいな批判が主と理解しました。
でも… 家族の状況、環境、交際範囲…いろいろな条件で思想信条も一筋縄ではいかず、批判者が単に歴史に現れている事実関係で批判するのも、視野が狭い恐れがあると思います。
一口で言うなら、「少年H」家族は、日本人の多くがそうであったように、「長いものに巻かれろ」ではない主体的に考える家族だと思います。うちの家風も似ているので良く理解できます。
「戦時中はこうだ」みたいなステレオタイプが幅を利かせていますが…
当時、私の祖父は、大陸満州で裁判官をしていました。で、裁定も戦時中の時流にのらざるを得ない裁判官が普通だったようです。 その中で、祖父は、思想犯すべてに無罪裁定をした…思想信条の自由は、明治欽定憲法下でも謳われていて、「その後の憲法が悪い・作り直せ」みたいな風潮も、【主権在民】を除けば、先進国に引けを取らないものであったと母は言います。で、祖父は信条を曲げない人で、そうした裁定をする裁判官なため、自宅ガラスに何度も石を投げつけられ、とても怖かったというのが母から聞いた話です。
どんな時代にも、流される人と流されない人は居たと思います。
その両方、両極を見極めなないと、いずれにしろ真実からは、遠くなるのかもしれません。
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Re: トミー リー ジョーンズ : Tommy Lee Jones ( No.12 ) |
- 日時: 2013/08/16 10:35
- 名前: 一貫堂電右衛門
- >ボナー・フェラーズに丸投
昭和天皇無罪はもっと大きい 日本占領政策の根幹をなすもので マッカーサー家が古くから関与するフィリピン権益にも通じる問題 対共産圏問題や朝鮮戦争にも天皇無罪は大きく貢献し 結果マッカーサーは大統領予備選挙に立候補 しかしアメリカ本国での彼は極東の二軍監督に過ませんでした それが結果「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」へと通じます
流される人・電右衛門では在りますが リリさんが御祖父様は私欲を捨て信条に生きる 明治人を貫かれた裁判官 例え民意に沿なくとも守り通す・・・ 電右衛門は全権大使・小村寿太郎や大津事件を思い浮かべました。
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Re: トミー リー ジョーンズ : Tommy Lee Jones ( No.13 ) |
- 日時: 2013/08/16 17:28
- 名前: りり
- この映画では、トミー リー ジョーンズは、貫禄、存在感ありますけど、何しろ、マッカーサーが、日本をどうしようかというより、どうしたら自分の大統領選に有利かと考えているところが前面に出されていたので、割りの悪い役柄だったと思います。
昭和天皇無罪…というより、罪を問うことで何も得られないし利用した方が得…ということだったのかな?
小村寿太郎や大津事件…私はピンと来なくて、すみません…
ですが…三権分立は、大日本帝国憲法でも基本とされていたんですよね。
結局の所、憲法の条文より、どう政策で運用されるかが問題なのでしょうね。
アメリカは、日本の団結力を恐れて、憲法9条を入れたのですけど、あとから、自分たちが仕掛けたい戦いに、日本の力を利用しにくくなったと後悔したのではないかと思います。その意味で、憲法9条は、いつまでも残しておいたほうが良いかと…いざというとき、理由付けに使えるでしょう。
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Re: トミー リー ジョーンズ : Tommy Lee Jones ( No.14 ) |
- 日時: 2013/08/17 08:52
- 名前: ぱそ吉
- おっはようございます
何か難しい話が続いて入りずらかったのですが マッカーサーから今テレビでは憲法改正の話題で賑わっていますが・・・まったく話は戻って
なんと、逃亡者のジェラード警部では有りませんか
リチャード・キンブル 職業 医師 正しかるべき正義も時としてめしいることがある 彼は身に覚えのない妻殺しの罪で死刑を宣告され護送の途中列車事故に遭ってからくも脱走した
というナレーションから始まる逃亡者 今でも冒頭は覚えています
当時高校生だったかな 我が家は11時消灯が決まりでした、10時半から始まり11時半で終わりますが この逃亡者だけは見ることを許してもらっていました ていうか、親も見たかったのでしょう
ちょっとうつむき加減のうれいを帯びたデビッド・ジャンセン 必要に追いかけるジェラード警部
いや〜映画って、本当にいいもんですねぇ〜
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Re: トミー リー ジョーンズ : Tommy Lee Jones ( No.15 ) |
- 日時: 2013/08/17 08:58
- 名前: 一貫堂電右衛門
- 「大津事件」
失礼しました この表題なら今様は”いじめ問題”と解釈されるでしょうねー
>罪を問うことで何も得られないし利用した方が・・・ 日米文化の差 明文化される司法取引が存在するのがアメリカ文化 罪を問い責任の所在を明らかにするのが日本の文化
一例を挙ると航空機技術に大きな差が出ています 航空機の安全性は多数の尊い犠牲の上に確立された技術 圧力隔壁修理の不手際が世界最大の航空機事故を引起し その原因解明すらせずに済ます国民性
福島原発メルトダウン発生 余にも事故が大き過 本来の責任追及や 真の原因追求すら出来ず 結局 事故防止技術へ教訓は生かせずに終れば 同事故再発は避けて通れぬと考える 電右衛門
憲法9条・戦争の放棄 作り与えたアメリカの政策に一番寄与した条文であり 理由はリリさん記述の 下二行に尽きますが 米国が属国・日本ではいけません!
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Re: トミー リー ジョーンズ : Tommy Lee Jones ( No.16 ) |
- 日時: 2013/08/17 09:34
- 名前: 一貫堂電右衛門
- >リチャード・キンブル 職業 医師
正しかるべき正義も時としてめしいることがある 彼は身に覚えのない妻殺しの罪で死刑を宣告され護送の途中列車事故に遭ってからくも脱走した
ぱそ吉さん 古いTVドラマのナレーションを良く記憶されていますねー
そうなんです映画「逃亡者」鬼のジェラード警部を演じたのがトミー リー ジョーンズ 脚本だと思うのですが 鬼が仏に大逆転一躍脚光を浴び大スターへ サントリーCM出演へと続く幸運に 本人トミーは大の日本贔屓だとか
いや〜出世物語は、本当にいいもんですねぇ〜
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